なぜ言葉の教育なのか
言葉をクレヨンに置き換えてみましょう。
ある子は5色のクレヨンを持っています。ある子は10色のクレヨンを持っています。同じ塗り絵をしても、5色のクレヨンで塗るよりも10色のクレヨンで塗る方が多彩な表現ができます。例えば、桃をピンクに塗りたくても、5色のクレヨンにピンクが入っていなければ、近い色の赤で塗るしかありません。また、葡萄を紫に塗りたくても、5色のクレヨンの中に近い色が無ければ、塗ることすらできません。5色のクレヨンと10色のクレヨンでは、描ける世界が変わるのです。
つまり、言葉をたくさん持っている子は多くの言葉で世界を認識し、思考し、表現することができますが、持っている言葉の数が少ないと、考えや感情をうまく表現できなかったり、正しく認識することができないのです。
未来を担う子供たちは、思考力・理解力・判断力・忍耐力・表現力・認知力・コミュニケーション能力など、様々な力が必要だと言われています。それらの力を養うためには、様々なことを理解・習得していく基盤である言葉が必要不可欠です。
だからこそ、言葉の教育が大切だと私たちは考えます。またそれは、子供たちの心の土台作りでもあるのです。
幼少期、特に言葉の臨界期と呼ばれる9歳までは、楽しく学びながら言葉を獲得できる時期です。この時期に多くの言葉に触れることで、脳の健やかな発達を促すと言われています。サントレでは、約3000語の言葉に触れる環境を提供しています。