【コラム】言葉の教育に適した幼少期
2023年3月17日
人には脳の神経回路が集中的に形成される、臨界期と呼ばれる時期があります。
モンテッソーリ教育では敏感期とも呼ばれています。
この時期に得られた刺激が、その後の発達に大きく影響するといわれています。
運動能力や音感、数学的能力など、分野によって臨界期は異なり、言語の臨界期は0~9歳くらいまでと言われています。
この時期の子供たちは楽しみながら多くの言葉を習得することができるので、まさしく言葉の教育に適した“適齢期”なのです
先日、とあるサントレ導入園にお伺いした時の話です。
サントレでは2~9歳を対象とした教材をご用意しており、2歳児さんから始めていただくことが多いのですが、そちらの導入園では、2歳児さんに混ざって1歳児さんがサントレを楽しむ姿が見られました。漢字を覚えて大きな声で読んでいる子、立派な2歳児さんの姿を見て自分も前に出て俳句読みを発表しようとする子、集中して先生のお話を聞いている子…どの子も生き生きとしていました。
先生方が日々、子供たちの興味関心、やる気を引き出しながらサントレを楽しんでくださっているからこその光景ではあるのですが、この時期の子供たちの楽しみながら言葉を吸収していく力に感動したエピソードです。
幼少期にたくさんの言葉と出会い、習得することが、子供たちの人生の基盤となります。
サントレの教材では約3,000語の言葉に触れることがきます。身近な言葉はもちろん、日常会話では出てこないような表現や、奥深く美しい古典の表現まで、バリエーションに富んだ言葉を身に付けていきます。
サントレでは、教え込むことはせず、楽しく繰り返し遊びながら自然と身に付いていくようにカリキュラムを構成しています。
スポンジのようにぐんぐん吸収することができる子供たちに、わくわくするような言葉との出会いを作ってあげたいのです。