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【コラム】語彙の獲得に適している漢字

2023年3月15日 レポート

漢字は「表語文字」と呼ばれています。

表語文字とは、一つ一つが語、すなわち音と意味の両方を表す文字のことです。

例えば、ひらがなで「あめ」と書かれていた場合、それは空から降ってくる「雨」のことなのか、お菓子の「飴」のことなのかは、それを見ただけではわかりません。ひらがなやアルファベットは「表音文字」といって、音声だけを表す文字だからです。その点、漢字は表語文字なので、一文字で「雨」と「飴」の区別がつきます。

あめ

 

サントレでは、言葉の教育に漢字を用いていますが、それは漢字が表語文字であるために、語彙の獲得に適しているから、というのも一つの理由です。

漢字を覚えることで、意味も同時に獲得することができます。

サントレでは、「猫」「蜜柑」「椅子」など、具体的な意味を持つ漢字を扱い、子供たちが漢字とイメージを紐づけしやすいようにしています。

 

さらに、漢字はひらがなよりも形の特徴を捉えやすいことも、言葉の教育に漢字を用いている理由の一つです。

サントレでは「読み先習」といって、漢字を「書く」ことよりも「読む」ことを優先しております。子供たちは文字を図形として捉えます。どれも丸みを帯びて、似たような形のひらがなよりも、画数が多い漢字や形が複雑な漢字の方が、覚えるのは容易なのです。

 

先日サントレのデモ授業を行った保育園でも、その日初めてサントレを体験する子供たちが、すぐに漢字を覚えてしまう様子を目の当たりにして、大変驚きました。

子供たちにしてみれば漢字は、「へんてこりんな形で面白い!」という感覚なのかもしれません。

大人が「漢字は子供には難しいもの」という先入観を持っているだけで、子供たちにしてみれば、「面白い遊び道具」でしかないのだなと感じました。

 

サントレの導入園では、「文字や漢字に興味をもつようになった」「本や文字に対する抵抗感がなくなった」というお声もいただいております。

幼少期に文字や言葉に対するポジティブな経験を積むことで、後の学習も抵抗感なくスムーズに行っていけているようです。

 

サントレのデモ授業は幼稚園・保育園・認定こども園等を対象に行っております。実際に子供たちの反応を見てみたい、というご希望がございましたら、お気軽にお問合せください。

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